小〜中規模案件に適したMAMPを使ったWordPressの開発環境構築方法

WordPressの学習や開発をする際に、まずローカル開発環境を作る必要があります。

最近では様々な開発環境を作る方法があり、Webフレームワークを使って開発してきた方などは、VagrantやDockerを使うこともあり、Vagrantを利用したvccwも有名です。

しかし、初心者の方でも、Webフレームワークを使って開発してきたような方でも、Wordpressの開発環境には、MAMPがとてもおすすめです。

本記事では、MAMPがおすすめな理由と、MAMPを使った開発環境の構築方法をご紹介します。

MAMPとは?

MAMP

MAMPを利用すると、MacにPHP・MySQL・Apacheをお手軽にインストールすることができます。
Windowsの場合は、XAMPが用意されています。

MAMPを使って開発環境を構築すると下記のようなメリットがあります。

  • MAMPをインストールするだけなので簡単
  • PHPのバージョンを簡単に切り替えることができる

今回の目的とは逸れますが、PHPの他にもPython・Perl・Rubyといったスクリプト言語も利用できます。

なぜMAMPなのか。VagrantやDockerは?

VagrantやDockerで構築するのは学習コストが高い・敷居が高いというのもありますが、数十万から2, 300万程度の案件では、複数案件を回していることが多いかと思いますので、

  • 案件毎にVagrantで構築するとストレージやメモリの消費量が多すぎる
  • ミドルウェアをインストールする必要がほとんど無いため、VagrantやDockerは不要感

といった点からVagrantやDockerは不適切と思います。

MAMPは、複数サイトも構築でき、PHPのバージョンも変更できますので、複数案件を回しているような現場でもスムーズに開発を行うことができます。

MAMPでWordpressの開発環境を構築する方法

それでは、MAMPでWordpressの開発環境を構築していきます。

MAMPをインストールする

MAMPダウンロード

MAMPの公式サイトのダウンロード画面へ行き、「’MAMP & MAMP PRO」をクリックしpkgファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたpkgファイルを開いてMAMPをインストールします。

以上でMAMPのインストールは完了です。

MAMP 起動画面

アプリケーションよりMAMPを開いて、サーバーを起動しておきましょう。

ドメインを設定する(省略可能)

複数サイトのローカル開発環境を作りますので、ドメインを割り当てます。

Apacheのバーチャルホストという機能を利用します。
バーチャルホストとは、一つのサーバーで複数のドメインを利用するための技術で、今から設定するのは、自分のPCをサーバーとして、複数ドメインの割り当てを行います。

MAMPのApacheのバーチャルホストの設定ファイルの場所は、/Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.confです。

下記のように設定します。例として、「wp-example.com」というドメインでアクセスできるように設定します。

<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "/Users/[ユーザー名]/develop/wp-example"
    ServerName wp-example.com
    ErrorLog "/Applications/MAMP/logs/wp-example-error.log"
</VirtualHost>

DocumentRootは、Wordpressを設置するディレクトリへのパスとなります。自身のPCに合わせて変更してください。

次に、「wp-example.com」で自分のPCにアクセスするようにhostsファイルを編集します。
Terminalを開いて、下記のコマンドを実行してhostsファイルを編集します。

$ sudo vi /etc/hosts

最後の方に、下記を追記してください。

127.0.0.1       example.com

これでバーチャルドメインの設定は完了です。
Apacheに設定が反映されるように、MAMPを開いてサーバーを再起動(停止と起動)します。

データベースの作成

サーバーを起動した状態で、phpmyadminというデータベースクライアントを開いて、データベースを作成します。

phpmyadmin データベース作成

今回は、以下のように入力して作成します。

データベース名照合順序
wp_exampleutf8mb4_general_ci

ソースコードのダウンロード

wordpress公式サイトのダウンロードページより、ソースコードをダウンロードします。

ダウンロードが完了したら、先ほどDocumentRootに設定したディレクトリに展開します。
DocumentRootに設定したディレクトリの直下にindex.phpが配置されるように設置します。

WordPressサイトの初期設定

これで準備が整いましたので、http://wp-example.comにアクセスして、初期設定を行います。

Wordpress 初期設定

進めていくと、データベースの設定画面に辿り着きますので、下記のように入力します。

項目
データベース名wp_example
ユーザー名root
パスワードroot
データベースのホストlocalhost
テーブルの接頭辞wp_

Wordpress インストール

データベースと通信可能な状態になったらインストールを実行します。

最後に、Wordpressの管理画面にログインできるようにユーザー等の設定をして完了です。

まとめ

いかがだったでしょうか? 初心者の方にも簡単に出来たと思います。一部、Terminalを触らないといけない点が難しかったかもしれません。

最後に、MAMPを使ってWordpressの開発環境を構築する利点をまとめると、

  • MAMPを利用すればWordpressの動作環境が簡単に整う
  • サーバー周りの専門知識を熟知している必要もない
  • 複数サイトを開発できるように設定することも可能

となります。

もし不明な点などがあれば、Twitterなどで連絡をもらえればと思います。

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