これからLaravelの学習を始める方へ、Laravelを学習するのにおすすめの学習方法を参考サイト付きでまとめました。
LaravelはPHPで作られたフレームワークで、多数のプロジェクトで採用されていますので、Laravelを学習すれば多くのプロジェクト・現場で活躍できると思います。
本記事は、PHPを使って簡単なサイトを作ったことがあるレベルの人が、これからLaravelの学習を始めるということを前提に書いています。
他のフレームワークで開発経験はあるけどLaravelは初めてという方は、 「2. 簡単なチュートリアルをやってみる」 または 「3. 公式ドキュメントで機能をざっくり把握する」 から始めるのが良いと思います。
目次
LaravelのMVCを理解する
LaravelはMVCフレームワークです。
まずは、MVCフレームワークのアプリケーションが、ユーザーのリクエストを受け取ってからレスポンスを返すまでの流れについて理解しましょう。
MVCでは、リクエストを受け取ってからレスポンスを返すまでの流れは、上記の図より下記のようなフロートなっています。
- リクエストを受け取る
- RoutingによりどのControllerで処理を行うか決定する
- Controllerに処理が渡る
- Modelによりデータベースと情報のやり取りを行う
- Viewによりレスポンスとして返す情報を生成する(HTMLなど)
- レスポンスを返す
Laravelは、データベースとのやり取りにEloquentというORMを利用します。また、ViewにはBladeというテンプレートエンジンを採用しています。
簡単なチュートリアルをやってみる
次のステップとして、チュートリアルをやってみるのがおすすめです。
チュートリアルを通じて、アプリケーションを動かしながらLaravelの基本動作・機能をざっくり把握することができると思います。
次におすすめの題材を2つご紹介します。
Laravel学習帳
題材としては、「チュートリアル(初級) – Laravel学習帳」がおすすめです。
このチュートリアルは、Laravelの環境構築から始まり、単純なCRUDアプリケーションの作成までを学ぶことができます。
Laravelを最初に触ってみるチュートリアルとしてとても良いと思います。
チュートリアルを通じて以下のことが学べます。
- マイグレーションによるDBの作成
- Bladeによるビューの作成・フォームの扱い
- Controllerでフォームの入力を受け取り、DBの登録・更新・削除
- メールの送信
- 画像のアップロード
上記は、Webアプリケーション作成の基本となる事項ですので、これでLaravelの基本的なことは理解できるかと思います。
※ こちらのチュートリアルは、Laravel5.2で書かれていて、少し古いかもですが、ベースの機能は大きく変わっていませんので、大丈夫だと思います。
掲示板を作成するチュートリアル
こちらは、Laravelで掲示板を作成するチュートリアルです。
最新バージョンのLaravel(5.7)に対応しています。
環境構築など、初期設定に関することはあまり説明していませんが、
- ルーティング
- コントローラー
- バリデーション
- EloquentORM
- ページネーション
- クエリのチューニング
など、アプリケーションを作成する上で必ず必要な部分に絞って記載しています。
公式ドキュメントで機能をざっくり把握する
Laravelの公式ドキュメントは情報も充実していて、日本語翻訳もされています。
次のステップとしては、公式ドキュメントを読んで、Laravelの機能をざっくりと把握すると良いと思います。
全てを使いこなせるようになるにはとても時間がかかるのと、使わない機能もあり、とても非効率です。細かい点に関しては、開発しながら知識を補完していくのが良いと思います。
Laravelの公式ドキュメントは、非常に充実していますが、サンプルが少なかったり、説明不足でわかりにくいところも少々あります。
ここでは、本を買うとより体型的に学びやすいです。
開発中の参考リファレンス
Laravelの開発中のリファレンスとしては、こちらがおすすめです。
Laravelの公式ドキュメントは言わずもですが、Laravel Recipes日本語版も体系的に情報がまとまっており、サンプルのソースコードも多いので重宝します。
ただし、2014年くらいから更新が止まっているので注意が必要です。
他には、teratailで質問したり、同様に困っている質問を探すのもおすすめです。
本記事を公開した2018年7月時点では、約2,200件数のLaravelに関する質問があります。
さいごに
以上がLaravelのおすすめの学習方法となります。
Laravelはドキュメントや参考サイトが非常に豊富ですので、本記事の方法でも十分に学習していくことができます。
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